きっとそうに違いない。


    これは、当たっていたら世紀の大発見ノーベル医学賞ものという話です。
僕は中国を旅する時にいつも不思議に思っていたことが2つあります。

ひとつは

中国人の女の子は結構かわいいのに、かっこいい男の人が極端に少ない

と言うことです。しかしこれは大して重要な発見ではありません。
ふたつめの発見が重要です。それは

中国人にはハゲが少ないということです。

僕がみていた限りでは本当にハゲている人が少ないです。
はじめは、これは中国人(主に漢民族?)のなのかなーと思っていました。
しかし、この前初めて香港に行った時にこの仮定は崩れさりました。

何故なら香港には、結構ハゲている人がいるのです。普通の欧米、日本並み
にいるのです。不思議です。何故なのでしょうか?
そこで、僕は中国と香港の男性の違いについて考察をしてみました。
そこから得た結果が今回の大発見?につながったのです。

それは、まず、

中国人は異常にサトウキビが好きだということです。

バスで移動する際や街でぶらついている時にかなり多くの人がサトウキビ
かじっています。うそぉーってくらい長いやつをかじっている人もいます。

次に

中国人男性は結構、耳毛がボーンの人が多いということです。

何か伸ばすと良いとか切ると不吉だとかそういう言い伝えがあるのでしょうか?
結構若い人でも、耳毛を伸ばしている人がいます。

さらに

中国人男性は世界一?寝ぐせの豪快な人々ではないでしょうか。

とても一晩では、こさえられないような立派なものを
皆さん持っていらっしゃります。

最後に

中国人男性は結構、ほくろ毛を大切にしています。

ほくろから生えてくる毛を伸ばすと良いとか切ると不吉だとかそういう言い伝え
があるのでしょうか?おじちゃんやおじいさんにいたっては、一つのほくろから
モーモーと5、6本伸ばしている人もいます。



          標準的中国人男性




以上4つのことが香港人男性には僕のみる限り見受けられませんでした。

突然ですが

問1 人がハゲないためにはなにをすべきか解明せよ。
   (出題:ノーベル医学賞受賞者検討委員会)

   解  同じ民族内でサンプルを抽出し解明を試みた。
   サンプル民族:漢民族 (中国人、香港人)

    民族的に 中国人=香港人           式−1

   ハゲ的に 中国人<香港人           式−2

   その違いは

   サトウキビかじり度
   中国人 > 香港人              式−3
   :中国人の圧勝   

   寝ぐせの豪快度
   中国人 > 香港人              式−4
   :中国人世界一!

   耳毛の育て具合
   中国人 > 香港人              式−5
   :中国人ナンバーワン!

     ほくろ毛の育てっぷり
   中国人 > 香港人              式−6
   :中国人オンリーワン!他に誰もやってない?


     式3、4、5、6を 式1、2に代入してみると
  以下の結果が得られた。

      人はハゲないためには
    サトウキビをかじり、寝ぐせは直さず、育てる。さらに
    耳毛ほくろ毛を大事に育んでいくこと。
    が必要十分条件である。

    ∴ 髪という髪には如何なるストレスも与えず、自由に伸ばし
    糖分を十分にとり、同時にあごの筋肉を鍛えるべし。

                      (解答終)

 如何ですか?説得力ありますか?
 僕的には結構大発見だと思うのですが・・・。

   だれか、寝ぐせが豪快で、耳毛とほくろ毛を伸ばしていて
 サトウキビをかじっていたのにハゲてる人を発見した方は
 御一方を。ノーベル医学賞授賞を辞退いたします。

   追伸  数学はさっぱりなので表現がおかしな部分が多々あると
    思いますが大発見?に免じて見逃してやって下さい。 

   

中国的子供服事情


     これは、中国の田舎町で出くわした子供が着ていたの話。

多分近代化が進んでいる都会の子供たちは、この様な服は着て
いないと思いますが、僕が出くわした子供服は↓な感じでした。

     
     ハイハイをしている子供。見難くてすんません。

なんと、お股の部分が豪快にパックリ割れているのです。
最初は、ただ単にこの子共の服が破けているのだな。と思った
のですが、その後もこの田舎町では何度もこのパックリ服を
見かけました。最初は何故、このようにパックリ割れているのか
意味が分かりませんでした。しかし、ある光景を見た瞬間!

「あー、ハイ。ハイ。ハイ。」と納得したのです。

それは、子供が道端でいきなり、しゃがんだ光景でした。
すると次の瞬間、ズボンを降ろす手間いらずでうん○を
しているのです。
          ブラボー!!

ずっと疑問に思っていたことが一気に解決しました。
目からウロコとはまさにこのことでしょう。
しかし、便利といえば便利、合理的といえば合理的ですが、
ちょっとそりゃ寒かろうよって思いました。

中国的寝台バス事情(クレイジードライバーの話)


     僕は今回の旅(中国編)では全く電車を利用しなかった。まず第一の理由が
高いからである。次の理由が・・・、ないのでとにかく電車が高いからバスで移動し
てました。まずベトナムとの国境付近のピンシャン→南寧  南寧→桂林
桂林→ヤンシュオ  ヤンシュオ→シンセン と移動は全てバスでした。

中国の寝台バスは車内に2段ベットが並んでいる感じで、日本の寝台バスと違い
本当に横になれるのでグーグー爆睡できるのです。さて問題なくヤンシュオまで
来たのですが、最後香港に向けてシンセンまでの寝台バスがもう大変でした。

午後5時頃ヤンシュオのバスターミナルを出発しました。車内は超満員です。
2時間ほど走った所で、バスは止まりました。トイレ休憩の様です。しかし何故か
誰も降ろしてくれず15分ぐらいその場で止まったままです。「???」謎です。
そして誰も降ろさず、乗せずにバスは再出発しました。そして5分後また止まりました。

どうやら本当にトイレ休憩のようです。僕も降りてトイレに行きました。ここでの
休憩時間は10分ぐらいだったでしょうか。そしてバスは再々出発しました。
10分後またバスは止まりました。どうやら今度は夕飯休憩のようです。「なら
なんでさっき止まったんだよ。」
と思いつつ全員強制的にバスから降ろされて鍵を
架けられてしまいバスに戻れません
。そしてその休憩所は荒野の中にあり風がビュービュー
吹いていて物凄く寒いのです。そんな中みんな飯を食べない人も待たされています。

全く運転手は何を考えているかわかりません。物凄く寒くて耐えられなくなったので
どこかからバスの中に入れないかと探していたら運転手席が開いていたのでそこから
入って中で寝てました。この食事休憩が一時間ありました。そしてバスは再再々出発です。

15分後バスはまた止まり「ブルルン、プスン」とエンジンを切ってしまったのです。
周囲にトイレや店らしきものは一切見当たらない荒野の真ん中で・・・。そして例の如く
誰を降ろす訳でもなく誰が乗って来る訳でもなく謎の停車時間40分が過ぎました。

最初はいらいらしていたのですが、途中から「これはおいしいネタになるかも知れないので
どうにでもしてくれ。」と思いはじめました。そして再々再々出発です。一時間ぐらい
走ってまた停車。そして「ブルルン、プスン」とエンジンを切りました。しかし今度は
自動車修理工場みたいな所で後ろのタイヤの所をガンガンたたいたりして直しています。
この停車が30分ぐらいでした。そして再々再々再出発です。もうどうーにでもなれ。

見事?バスは直りバスは一路シンセンに向けて走り出しました。一時間後また止まりました。
今度は給油&トイレ休憩のようです。みんな一斉に降りようとするので効率が悪くて仕様が
ありません。そして僕は一番後ろの席にいたのでやっと降りられると思ったら先に出てた奴等
が降りる人がまだいっぱい居るのにバスに乗り込んできてつかえて見動き取れません
。しかし
なんで外で全員降りるまで待つということができないのでしょうか?もう押し合い圧し合いで
バス内は大混乱です。やっとのことでバスを降りることができ、トイレに向けて歩きだしたその時!!

なんとバスはプシューとドアを閉めて走り出したのです!!「何で?今降りたの見ている筈なのに!
置いて行かれたらのたれ死にだ。」と思い必死にバスを追いかけました。そして追い付きバスのドアを
ガンガンたたきました。振り返ると同じバスの乗客と思われる中国人5人ぐらいも必死に僕の後ろから
バスを追っかけて走ってきてました。全くこのバスの運ちゃんは狂っているとしか思えません。

訳もわからず止まったり、イキなり走り出したり・・・。最悪です。

そしてバスは再々再々再々出発しました。今度は止まることなく長い時間走っています。そして僕は
眠りについたのです。朝方、ガタンガタン、ガタタタタンという衝撃で目が覚めました。
バスが異常にガタガタ揺れているのです。そしてついに道端に止まり、「全員降りろ」と言うのです。

そして訳もわからず降ろされて見たものは、昨日修理していた後輪が見事に



パンクしているのです。そして僕らは近くの修理出来る所まで歩かされたのです。そして修理するのかと
思ったらまず最初の30分ぐらい誰も手を付けず、ずーっとパンクしたタイヤを見ているのです。

ただ見ているだけなのです。そしてようやく修理がはじまりました。すると一人だけが修理してその人
の周りをみんなでぞろぞろ動きながら囲んで見ているのです。別に珍しいものでもないし、見ていても
直るわけではないのですが、見ているのです。



そしてただのパンクが直るまで恐ろしいほどの時間が流れて行きました。そしてなんとかバスは直り
再々再々再々再出発しました。となんとも話題とストレスと人間が満載の寝台バスの旅でありました。
バスの旅はイギリスの時といいネパールの時といい何で、こうもついてないんでしょうか。


中国人と不要(ブー・ヤオ)


      中国を旅する時に良く使う言葉(自分が話す)、使われる言葉(相手が話す)があります。
超有名な言葉に「没有(メイ・ヨウ)」があります。これは「ないよー」って言う意味で
駅で列車のチケットを買う時、宿に泊まる時など多種多様な時に「没有」と言われ泣きを
みます。中国では面倒くさい、売り上げを伸ばすとノルマが上がるという理由から空きが
有るのに泊めてくれなかったり、チケットを売ってくれなかったりします。

日本人が使う場合は「没有銭(メイ・ヨウ・チェン)」「お金ないんだよねー」として使
えます。しつこい物売りもこれで一発?撃退です。

物売りから逃れるキーワードで、これまた良く使う言葉に「不要(ブー・ヤオ)」がありま
す。この言葉は見てのとおり不要(ふよう)「いらないよー」です。これは自分が良く使
う言葉なのですが、僕の場合はチョット違いました。

それは、桂林の近くのヤンシュオって町にいた時の話です。この町を去る直前に道端でお
土産としてガラクタを探していた時におばちゃんがヘンテコなつめ切りを2元(¥30)
で売っていました。つめ切りの取っ手の所に中国のアイドル?の写真が印刷されていて、
手書きで書いたその人の名前も印刷されています。そのいけてなさ具合にひかれて購入を
決めました。さて次は値段交渉です。

なんとか半額の1元(¥15)にしたかったので交渉しましたが1.5元までしか下がりません。
そこで必殺?の武器登場です。「日本製の100円ライター!!」僕は煙草は吸わないのです
が東南アジアから旅を旅する時は、蚊取り線香に火をつけるために持ち歩いているのです。

で今回はシンガポールから北上してきて中国に入ったので蚊取り線香はもうなくなっていたの
ですが、ライターだけが残っていて邪魔だったので、これをおばちゃんにあげてつめ切りの値
段を下げてもらおうというみみっちいことを考えたのです。

今迄この作戦で何回か、値引き&荷物削減のWでお得策戦が成功していたので今回も成功を確
信していました。ところがこのおばちゃんはライターを受け取ろうとしません。当然値段も下
がりません。バスの出発時刻も迫ってきたので結局1.5元で買いました。そしてもういらない
のでライターをあげるといって手渡そうとすると「不要!!不要!!」メチャメチャ嫌がら
れたのです。
おばちゃんは中国製のライターも売っていたので、僕からもらってそれを売れば
いくらか稼げるのに、がんとして受けとりません。

中国人に「不要」と言われたのは初めてだったのでチョット新鮮?驚きでした。その後日本人
の留学生(中国に留学している)にそれをあげたら「中国製のライターはガスが臭いんだよね
日本製はやっぱりいいねー」と喜んでもらってくれました。そしてさっきのおばちゃんの話を
すると、「私も中国人に「不要」と言われた日本人を初めて見た」と言われてしまいました。

これはインドでインド人靴磨き屋に「お前の靴は汚いから磨きたくない」といわれた時に感じ
たのと同じわびしさがありました。

天然人材宝庫上海人民公園


上海に人民公園と言う公園があります。僕は、中国に着いたのが
夜だったので、その日は、ほとんど中国の雰囲気を味わっていま
せんでした。翌朝、太極拳でもみてみようとこの公園に行ってみ
ました。ブラブラ歩いていると、いきなり目に飛び込んできたの
は、後ろ向きにしかも素早く歩いているオヤジでした。ステップ
は小刻み。何を思って後ろ向きなのか分かりませんでしたが、面
白いので眺めていると、30mぐらいしてイキなり反転し戻って
来るのです。僕も暇なのでずーっと見ていると彼は5往復ぐらい
後ろ向きで歩いていました。後ろ向きであるく理由も、往復する
理由も分からないまま僕のほうが先に飽きてしまいました。


さらに公園の中に突き進むと、次に出会ったのは、マイケル・ジ
ャクソンのスリラーのダンスのように手を前に出して踊っている
おばさんでした。これがけっこうノリノリで、一人でヤバイくら
い乗ってるなーと思っていたらなんと同じような人が7人ぐらい
いて皆で踊りまくっていました。するといきなり7人が輪になっ
て廻りだしたのです。一体なんの健康法だったのでしょうか?

さらに奥に行くと、中腰で前に手を出したまま、ずーっと硬直し
ている
オヤジに出会いました。完全にスイッチ・オフになってし
まっている感じでした。ついでなので僕も隣で同じポーズで硬直
してみましたが彼は僕のことなどまったく気にせず、硬直し続け
ていました。


硬直している図

全く不思議な人たちがぎっしりつまっていて期待を裏切らない面
白さだなーと思いながら公園を1周して、帰ろうとした時!!
前方から先程とは違うおやじが後ろ向きで歩いてきたのです。こ
れは、僕も後ろ向きにならなくては、と思い後ろ向きで歩きはじ
めました。後ろ向きですれ違うので、すれ違ってから「ニーハオ」
と挨拶したら彼は「おぬし、見込みあるなー」という感じの眼で
「ニーハオ」と返してくれた。僕はそのまま後ろ向きであるいて
見ることにした。すると次に来た人もなんと後ろ向きで歩いてい
たのです。僕も後ろ向きなのですれ違うまで彼の存在には気付か
なかったので、驚きは倍になりました。そして次にすれ違ったお
ばさんは、最初普通に歩いていたのに僕とすれ違って20mぐら
い向こうでいきなり方向転換して後ろ向きで歩きはじめたのです!!
これにはもうビックリしました。一体全体後ろ向き歩行に、何か
意味があるのだろうか?謎が謎を呼び、僕はその謎を解けないま
ま上海人民公園をあとにしたのでした。誰かここに行ってみて確
かめて来てみて下さい。





中国的飛行機事情(1/9更新)



これは、中国的飛行機事情といっていいのか分かりませんが取りあえず
書いてみます。僕は中国に行く時に、ユナイテッド航空(以下UA)成
田発上海行きの往復チケットで行きました。行きの飛行機は快適そのも
のでした。過去にインディアンエアラインズ(エア・インディアではな
い)やロイヤルネパール航空、パキスタン航空などアジア系の航空会社
ばかりだったので、アメリカ系の飛行機会社のサービスはとても素晴ら
しかったです。機内食は、まずメニューが出てきました。見ると、

ガーデングリーンサラダ

 (紫キャベツとニンジンで彩りを添えドレッシングとともに)

牛肉の煮込み

 (香辛料のきいたバーベキューソースで仕上げワイルドライス入りのマッ
  シュポテト、さやいんげん、ニンジンを添えて)


または
めかじきのグリル

 (オレンジ風味のてりやきのたれで仕上げグリーンピース、コーン
  ご飯を添えて)


デザート

 (ココナッツ・シャンペンケーキ)

ワイン無料サービス

 (サターホーム・シャルドネ<白>、ボン・ヴァル・シャルドネ<白>)
 (ディアバレー・カベルネソーヴィニョン<赤>、ジョルジュ・デュブッフ・メルロ<赤>)

となんとも豪華そうである。実際食べてもかなり美味しかったです。
イヤホンもパキスタン航空は配られたけど壊れていて聞けなかったし
他のところはイヤホン自体がなかったのだが、UAで配られたのはス
ポンジが付いていて、普通に売られている様なやつで耳が痛くなりま
せんでした。こんなに快適でいいのだろうか?と思うほどでした。
この時は帰りにあんな事態になるとは全く思いもせずに帰りの機内食
も楽しみだなーなんてノホホンと考えていたのでした。

さて楽しく中国グルメ紀行を済ませていよいよ帰国の日になりました。
ここから事件が始まったのです!!
2時間前ぐらいに空港に着いたのですが、まだチェックインが始まってい
なかったので、そこらでブラブラとして時間をつぶしていました。すると
45分ぐらい前になったので、もう始まっているだろうと思い、カウンター
に行くと案の定チェックインの手続きが始まっていました。僕は列の最後尾
に並び「あーもう中国ともお別れかー」なんて感傷にひたっていました。

最初のうちは順調に列が前進していたのですが、段々進むぺースが遅くなっ
てきて、しまいには10分たっても全く動かなくなってしまったのです。
おかしいなーと思いながらも待つしかないので待っていました。僕の前後に
人が並んでいて、総勢30人ぐらいでしょうか。最初のうちはしょうがない
な全くなんてのんきに考えていたのですが、離陸時間の10分前になっても
全く動かないので、さすがに焦ってきて係員に聞いたが、「大丈夫。出発時間
を遅らせるから」
と言うだけでなんで動かないか教えてくれない。

周りの人も詰め寄って問いただしている。すると謎の答えが返ってきた。

「乗客の預ける荷物が多過ぎて、機体に詰めなくなった」

と言うのだ。それなら僕は、バックパック一つなので預けないから大丈夫だ
と思いそれを伝えて、チェックインしてくれと言うと、「それはできない」
と謎の返答だ。何故なんだ?全く腹が立ってきた。機内に自分で持ち込む分
には関係ないだろう。と思いながらもチェックインしてくれないのでしょう
がないので待っていた。すると次にチョット責任者っぽい人が出てきて

「チェックインの機械の故障です」というのです。

「それなら残り30人だから手書きでやれ!」と詰め寄るとこれまた
「それはできない」と言うのです。インドではジャンボ機の客、全員分手書
きだったと言っても全く聞いてくれない。テンヤワンヤしているうちに次は
「オーバーブッキング(過剰予約)だ」と言い出しました。オーバーブッキ
ングとは、客が何人かキャンセルすることを見越してあらかじめ多めに、予
約を取っておいたのが、予想以上にキャンセルする人がいなくて席が足りな
くなってしまうことです。それにしても30人のオーバーブッキングはない
だろうと思っていたその時!!!!!

飛行機は、時間を遅らせることなく予定時間に30人をおいて

飛び立って行ってしまったのです!


これには全員激怒!!もう修羅場と化しました。全員が一気にカウンターに
押し寄せ係員の胸倉をつかんで怒っています。そこでは中国語、日本語、英語
が飛び交い全く収拾がつきません。しばらくしてUAの係員が「代わりの飛行機
を用意する。」
と言ったのです。そしてその代わりの飛行機は中国東方航空の
福岡行きでそこからは国内線で羽田に行ってもらうと言うのです。この際しょう
がないと思いました。しかし大変なことに気付いたのです。電光掲示板をみると
中国東方航空は、10分後の出発で更に満席なのである。僕がこのことを係員に
問い詰めると「大丈夫問題ない」と言うのです。どう考えても「大問題だろ」と
思いましたがどうすることもできないので係員が5分後にここでチェックインは
じめると言うので待っていると、案の定全く始まる気配もなく中国東方航空は
福岡に向けて定時に飛び立って行ってしまったのです!!

もうこいつらを信用していたら日本に帰れないと思い全日空のカウンターに行き
UAのチケットを見せて無理矢理「後で金はUAが払うから日本に帰らせてくれ」
と頼み込みました。僕は、全日空のカウンターに行ったのが早かったのでまだ空席が
あったのでなんとか乗ることができましたが、15人ぐらいは乗ることができません
でした。その人達がこの後どうなったのかは分かりません。とにかくスッタモンダ
を繰り返しようやく日本にかえることができました。

全く全日空様様だなーと思っていると、思ったより早く着陸体勢に入ったのです。
変だなーと思いながらも着陸を待ちました。そしていざ着陸するとどう考えても
成田じゃない風景です。そうです、着陸したのは関空でした。さてこれは困った
ことになった。と思いましたが「なんとか日本に帰ってこれたなー」と思いホッと
しました。さて、ここからがもう一バトルでした。上海から連絡が来ていたのか
入国するとUAの日本の職員が待っていました。この職員が言うには上海からの
飛行機は満席じゃなくしっかり30人分空席があったとのこと。全くなんで置い
て行かれたのかわからない。しかも空港の係員の態度がかなりむかついたのでした。

そんなこんなでUAにムカツイている時に更にむかつく発言が飛び出してのでした。
空港で知り合ったおばちゃんが、娘が成田に迎えに来ているのに成田に行けないの
で連絡して欲しいと頼んだ所、その日本人職員は、「そんなことは知らない、連絡し
たいなら自分でしてくれ」と言ったのです。全くもって信じられない発言でした。
このことに人ごとながら憤慨して怒り爆発!!滅茶滅茶怒ってなんとかそいつに
成田に電話させておばちゃんが娘と連絡取れるようにしました。次に自分の番です。

僕は、ここから新幹線で東京に行ってもらうと言われたのですが、僕が帰るのは
東京じゃなくて札幌なのです。しかもその当時は足の具合が悪く2日後に手術を
する予定になっていたのでした。そういう訳でどうしても今日中に札幌に帰りたい
と言うと「では、自分で金を払って帰ればいいじゃないか」みたいなこといわれた
のでもうトコトンむかついてこの若造じゃ話にならないと思い、事務所に乗り込ん
で行って、えらそうな人に「お前らのミスで成田に行けなかったのだし、いまから
東京に行ったのでは、札幌行きの最終飛行機に間に合わない!」
と言い思い切り
怒っていると、しょうがないなーと言う顔をしながらも「札幌行きの飛行機を取る」
といってチケットをくれたのでした。ちなみにこの時は満席だったので、UAの職員
若造君にキャンセル待ちさせて買わせました

ちなみに、本来なら成田から羽田の交通費と羽田−札幌の飛行機代を払うのですが
関空から札幌にタダで飛んだので、かなり安く帰って来ることができました。
スッタモンダがありながらも2万円ぐらい安く帰ってこれたのでメデタシメデタシと
言うことにしました。転んでもただじゃ起きない精神を持っていて良かったです。