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イラン編 NOと言えない
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はいこんにちはー今回はイランです。
突然ですが、イランにどんなイメージを持っていますか?
僕はイランっていうと、

「砂漠と石油の灼熱で乾いた大地」
または
「上野公園で偽造テレカを売っていた人達の国」

なんてことしかイメージできないままイランへ行ったのでした。
まず驚いたのは雪景色だったことです。
首都テヘランでも周りを雪化粧した山々に囲まれていました。
そして湧き水が豊富で街のあちこちで給水できるし、
水道水も美味しく安全に飲めます。本当に意外でした。

そしてイラン人はとても親切でした。

普通、海外にて日本語で話し掛けてきた現地人は裏があるものですが、
イランでは日本語使いもとても親切でしかも本当に裏がなくてお世話
になりまくりでした。というわけでボクのなかでイランのイメージは
クライフターン(※1)の如く一転しました。さてそんな折、
イスファハーンという素晴らしい世界遺産のモスクがある街を
ぶらついていたときのことです。
そのモスクの前でサッカーが行われていました。

これは入るしかありません!

日本語ペラペラのペルシャ絨毯屋の兄ちゃんやモスクの入場券売りの
兄ちゃんと一緒に熱いバトルを繰り広げました。
下は石畳で結構滑ります。

でも今回は靴を履いているので問題なし!
見渡したところうんちもなし!と油断したら

突然どこからか馬車が走ってきて馬糞を撒き散らして行きました…
しかし今回は気をつけたので

馬糞ヘディング

なんてバカな被害にはあいませんでした。と、今回はノートラブルで
タイムアップ。そしてサッカーで友情を深めたので、その後はチャイハネ
と呼ばれる喫茶店でゴチになったり、モスクにタダで入れたりと特典が
満載でした。本当にいい人たちです。

しかし!!これがまた大変なことに!!
翌日ボクがこのモスクの前の広場で昼寝をしていると、
日本語で「スイマセン。サッカーヤリマショウ」
なんてお誘いを受け、勿論断れずに1時間程全力でプレー!
疲れてまた寝ていると今度は昨日一緒にプレーしていた人が
満面の笑みで手招きするので断れずに1時間程プレー!

終わって、ココは危険だと思い、少し離れた川原を散歩していると、
モスクのチケット売りが川原でサッカーしていて発見されて
「HEY!JAPANESE!LET'S PLAY!!」だって…

というわけで断れずに1時間程プレー!!といった感じで、
皆お人好しで最高でした。しかしボクが「NO」と言えない

最上級のお人好し日本人の典型

になりさがり3時間もプレーした結果、
翌日の長距離バスの中で就寝中に、突然足がつってしまい、

一本釣りで釣り上げられたカツオの如く

ピチピチもがき苦しんでいるのでした。
というわけで、なにごとも限度が必要だと思いつつ、
始めたらやめられないのが海外草サッカーの魅力なのかもしれません。
そんなわけで、まだまだボクの旅は続きます。


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