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韓国編 ファイティングスピリッツ・韓国!!
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はいこんにちはー。
やはりワールドカップイヤーということで、前回の日本に続き今回は韓国
です。

僕が初めて韓国を訪れたのは、大韓航空の札幌発ソウル経由で友達とバンコ
クに行く途中のことでした。それは日本と韓国が'98フランスワールドカップ
出場を決めた直後の12月で、韓日共催のワールドカップなんて話題はまだまだ
皆無、フランスに向けての話題で持ちきりでした。

北海道の雪景色を飛び立ち3時間。機内で爆睡をして、起きたらなんと一面
の雪景色の中へ飛行機が着陸していきます。僕は寝ぼけていたせいもあり、
なぜだか「帯広空港に着陸してるんだ…」なんて思っていました。さらに僕の
寝ぼけは加速していき、ソウルの空港の看板を見た時に「金甫国際空港
(きんぽこくさいくうこう)」と書いてあるのに「ち○ぽこ、くさい、くうこ
う」などとサムイことを言って1人でニヤケて喜んでしまっていました。

到着後、まずは韓国料理を満喫すべく市内へ。全く右も左も分からない街で
すが、僕は中田(英寿)のスペースを見つけるセンス並に、美味しい店をみつ
けるセンスがあるので、美味いもん食いまくって“食い倒れ状態”です。これ
は楽勝ムードだとばかりに昼過ぎから屋台で食いまくり、気がつけば夜になっ
ていまい、とりあえずそこらの食堂に入って晩飯を食うことにしました。

ちなみに僕は韓国へ行く前は、「韓国という国は反日感情が強いんだろうな」
という先入観がありました。サッカーの試合とか見ていても、対日本戦となる
と異常なまでのファイティングスピリッツと応援だし、韓国戦では日本の攻撃
陣は潰されまくっていたイメージがありました。ところがどっこい、実際の韓
国人は会う人会う人がとても親切で、感激しっ放しでした。潰されるなんてこ
とは全く想像できません。

それは晩飯時でも同じでした。
適当に店に入ると、数名のおっちゃん連中が「これが美味い、それも美味い」
と勝手にコーチングしてくるのです。ちょいと仲良くなったあたりでワールド
カップの話題になりました。

するとおっちゃんらのスピリッツに火がついてしまいました。
即座にビールから“マッコリ”と名乗る韓国の地酒に選手交替。そして、容赦
のない“パス”と言う名の注ぎ足し波状攻撃に、「飲め!飲め!」とホームの
大声援。すっかりそれに翻弄されて、さっくり潰されてしまいました。

…ってなわけで、サッカーでも日本代表選手は潰され、“夜の部”でも
さっくり潰されて、楽勝ムードから一転して惨敗モードで韓国の夜は更けてい
くのでした。


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