これは、香港とベトナムでの出来事です。僕は今回の旅に出る前にたまたま何処かのホームページを 見ている時に、僕が旅するのとほぼ同じ時期に同じルートで旅する人を見つけました。 更に彼とは同じ名字だと言うこともわかったのです。ちなみに彼は、タイから香港まで一 ヶ月かけて旅するというルートでした。僕も最初は全く彼と同じルートで旅しようと思ったの ですが、マレーシアに友達の家がありそこにお邪魔したかったのでマレーシア・インにしよう と思ったのですがユナイッテド航空はマレーシアに飛んでいないとのことでシンガポール・インにしました。 そして今回のたびはカンボジア・ベトナムをメインにしたかったのでベトナム・アウトにしよ うと思ったのですがユナイテッド航空はベトナムに飛んでないとのことで「ベトナムから一番 近くてバンコク以外の所(タイはけっこういっているので違う所から帰ってきたかった)は何 処ですか?」と聞いたら「香港です。」といわれ、不可抗力?的に僕のルートは一ヶ月でシン ガポールから香港まで一ヶ月でいくと言うアホなことになってしまったのです。 と、長々とルートの説明をしてしまいましたが、旅立つ前に彼と何回 かメールをやりとりしていました。 「同じルートで旅するけど、どうせ会わないんだろうなー」 というのが僕たちの気持ちでした。それが旅を初めて5日目僕が超高 速でマレー半島を駆け登ったので、イキなりバンコクで会いました。 そして次はベトナムのフエと言う街で会いました。最後にベトナムの 首都ハノイで会いました。あとは2人とも香港までいくので一緒に旅 することにしました。 僕はいつも何処の国でも現地人に間違えられたりするのですが、今回 は彼には完敗しました。その内容を書きたいと思います。 まず、ハノイでホテル日航という日系の一流ホテルがあり、そこのレセ プションでは日本人(本当は宿泊客)ならハノイの地図がもらえると 言う話を聞いたのでまず、一人でいってみました。すると凄い汚い? 格好をしているのにも関わらず、受け付けの女の子(ベトナム人)の対応 は素晴らしかったのです。こんな感じでした。 僕 :「すいません(英語で)」 受け付け :「イエース!!」 僕 :「ハノイの地図が欲しいのですが。(英語で)」(あまりの対応の良さにびびりながら) 受け付け :「イエース!!、これです、どうぞ!!(英語で)」 僕 :「ありがとうございます(英語で)」 受け付け :「イエース!!」 ところが、後日彼が行ったときは 彼 :「すいません ハノイの地図が欲しいのですが(英語で)」 受け付け :「ここの宿泊客ですか?」 彼 :「・・・・・」 いつもなら僕の専売特許の役を彼に取られてしまいました。 次は香港での出来事でした。 彼と一緒に歩いていた時です。警察官がいました。 警察官と僕は目が合いましたが別に何もありませんでした。しかし僕の後ろを 歩いていた彼を見つけると、「オイ、パスポートを見せろ」と言うのです。 そして彼を連れていた僕もパスポートチェックを受けました。次の日も一緒に 歩いていると地下鉄の駅で、警察が2人いました。そして僕は素通りだったの ですが、気付くと彼が後方で尋問にあっています。「お前は何処の国からきた?」 と言われています。確かに、カンボジア,ベトナムで日焼けしてきて見た目は ベトナムからボートで逃げてきたボートピープルのようです。しかしいつもなら この役目は僕のものでした。大変だなーと思いつつも美味しいネタをさらわれて しまい、彼がうらやましくも思えてしまいました。まさに野人完敗です!! |